「サード」寒い日のお昼ごはん

2009年01月27日

「心中天網島」

姐さん、まったく変わっていないのですね・・・キラキラ
いつもお美しい岩下志麻さんですが、若い頃とほぼ変わりないことを確信した一作

ムービー 「心中天網島」 監督:篠田 正浩 主演:岩下 志麻

を観ました♪これも1969年のATG作品です。

近松門左衛門作の心中物の人形浄瑠璃を土台に据えたこの作品は、通常は隠れるべきである黒子が逆に観る者の様々な感情を生み出すような存在としてあちこちに現れています。

紙屋の治兵衛は曽根崎の遊女・小春と深い仲になって3年。身請けすることも出来ず、別れることも出来ず、どっちつかずのまま身代は傾きかけています。治兵衛には女房と二人の子供がある身。小春はある日、身分の高そうなお侍に治兵衛と別れたいと相談します。それを物陰で聞いていた治兵衛は小春と一切縁を切ることを決意しますが、それは治兵衛の女房・おさんが小春に送った一通の文で決意した小春が身を切るような思いで演じた芝居なのでした・・・。


これはまた、ものすごい濃ゆい世界でございますよ汗
岩下志麻さんがおさんと小春の二役を演じているのですが、熱演すぎてちょっとうるさいかも・・・(笑)。
しかし全ての諸悪の根源は治兵衛!こいつがはっきりしないから全てがめちゃくちゃに~怒り怒
おさんが父親に連れて行かれるくだりなんかは画面のこちら側から怒りの鉄拳を食らわしたいくらいです炎

まあ、そうは言ってもおさんと小春の二人からあんなに思われている治兵衛。
縁があるのか相性がいいのか、情けなくてもこんな男と出会ってしまったら離れられないのかもしれませんね笑顔汗

どっぷりと情念の世界に浸ってみたい方にはおすすめですハート

リボン 今日の香水 マークジェイコブズ オレンジ

トップは苦味の少ない柑橘系のオレンジの香りで爽やかですラブ。次第にユニセックスな甘みの無い感じに。男性が使ってもまったく違和感がなさそうですみかん 






at 19:42│Comments(0) ザッツエンタテインメント 

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